OFFCIAL BLOG
Adventure of my life

失意に寄り添う

組織は人で作る。新人の頃から、何もわからない頃から育てて来た人が、急に辞めていく。
そんな話が最近建て続く(苦笑)
それに、直面したリーダーや経営者の失意たるもの、計り知れない。辛いものだ。
そのことを、責める気持ちもわかる。恩知らずと思わず言いたくなる気持ちもわかる。
そうでしょう・・。親の心子知らずと同じ感じ。

組織のコンサルタントをやっていて、何度その悩みの相談に乗ってきただろう。
でも、辞めていく側にも、思いや理由がある。何もなく去っていくことはない。

若さゆえに、やってみたいという気持ちも大きくなる、チャレンジしたい気持ちもあるはず。
また、経験の浅さから見えない自分なりの理論もあるし、自分の正しさも持っている。
不満が爆発したという事もある。また、何もなくても自分の可能性も見つけ、成長できる時でもある。

この年まで生きていると、どちらの立場も体験したことがある。出来事を通して、人は情を知り、
人の中で生きることを学び、成長していくのだろう。

両者が試される。

見えないつながりの中で生かされていることに気付かず、目先のことで動くとどうなるのか
私は色々なところで見せてもらってきた。 人生にどれが一番の正しさなのかという事に
答えはないが、起こるべきして起こることを見ていると、分かる。

ただ、人は、何かを始める時よりも、辞める時の方が大事である。
人と人とはつながっており、自分一人で生きている訳ではないから。

営業も、契約が取れたお客様より、取れなかったお客様とどう別れるかの方が
大事だという。

始める時よりも、辞める時の方が、人間力が問われる。

先月から今月にかけて、何とも言えない切なさを
感じています。