OFFCIAL BLOG
Adventure of my life

「日常M」の記事一覧

仮想ではあるが現実

今日は、松本幸四郎主演 ラマンチャの男を観劇した。
その中で、主役が語るこのセリフその深さと本質をつく
言葉に余韻をぬぐいきれませんでした。

夢を追い、きちがいだと言われる主人公が語る台詞です。

「私はこれまでありのままの人生というものを嫌というほど見てきた。
……息をひきとる仲間を両の腕に抱いたこともある。
彼らはみな、うつろな目をして、
おれはなぜこうして死んでいくのかと私に聞いていたのではない。
いままでこんな人生なんのために生きてきたのかと私に聞いていたのだ。

ああ人生自体がきちがいじみているとしたら、では一体、本当の狂気とは何か? 
本当の狂気とは。夢におぼれて現実を見ないのも狂気かもしれぬ。
現実のみを追って夢を持たないのも狂気かもしれぬ。

だが、一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、
あるべき姿のために戦わないことだ。」

(セルバンテス)

演劇のいいところ、映画やテレビと違うところは、
本当にすぐ目の前で、役者が、役者本人の人生を重ね合わせ
役の台詞を、その役者を通して、語られるリアルな現実が
そこにあるというところ。

26歳から演じているこの、セルバンテスの役を今だなお
72歳になっても演じ続けている事に、感銘を受けました。

親子共演の時に観劇することはできませんでしたが、
今回大阪で観劇させていただけたこと、ありがたかったです。。

11月は、私の応援する「音楽座ミュージカル」のリトルプリンス(星の王子さま)
が、京都で上演されます。
この作品は、トレーナートレーニングでも題材にしている、深い作品。
また、この作品を使って、音楽座さんがワークショップをされているのを
拝見したこともある。たった5分で涙が出てきた。
フルで舞台を観れることを楽しみにしていたので、本当に嬉しい。
是非興味のある人は・・・ http://ongakuza-musical.com/

夏の終わり

夏の高校野球が終わった。
高校野球に張り付いて興味を向けていたわけではないが、ハイライトのニュースを
見ているだけでも、全力で一瞬一瞬にかける本気のパワーが伝わってきて心が動かされる。

人が全力をかけて何かに向かう時、魂が輝いている。

スポーツは人を育てる。
チームプレーーでも、必ず自分との戦いを乗り越えなくてはならない。
そして、自分だけではどうにもならない世界も同時にある。

感情が大きく動く、飲み込まれてしまうのか、乗り越えていけるのかは、
自分と向き合い、考え方を学ぶ事が必要とされる。

そこに成長がある。

やはり、どんな大人が周りにいて、彼らを育てているのかは、重要。

高校生のコメントを聞いているだけで、その背景が感じ取れる。

情熱・歓声・涙・感動が続いた甲子園。今日甲子園に響くサイレンと共に、
夏が終わっていく感じがします。

なんとなく寂しいですね。

未完了を完了さす

お盆休みも最後の日。
私にとっては、なが~~いお休みが続いている感じ。

今まで、目の前の仕事以外の事は、ついつい後回しになり
置いておいたものを片付け始めている。

主に「重要だけど緊急でないこと」これがくせもの!

この重要で緊急でないカテゴリーに入るものが、
どれだけエネルギーを奪っているか・・。

知りつつも、何とかなるのでほっておく。
「忙しい」という言葉で片付けられ、気がかりになりつつ
後回し。

気がつくとたまっている。

この夏、これに決別!! 

「怪我してんのに、無理したらアカン!」

という周囲の声をまたもや聞かず、片手で
片付けを始めている自分。

でもこのタイミングでしかできないというのもわかっている。
両手使えるようになったら、外向きに動き始めてしまうから。

見るに見かねて、巻き込まれて、手伝ってくれる方々も
おり、この夏は、ひとつひとつ片付けていく事が出来ている。

本当に、スミマセン・・・感謝御礼。

骨折のおかげ(笑)
不思議なもので、頭が整理されていく。

人との時間も取れる余裕があるのもありがたい。

捨てるもの、新しくするもの。
全て未来の自分に焦点をあてて決める。

不思議とそうすると前に向く。

完了って大事。

今日は自宅で、断捨離です。