ここ最近、色々な相談が届く (いつもですが・・)
組織で働くリーダーのセッションをさせていただくことが多いここ最近。
予期せぬことのショックや、納得のいかない事、努力しているのに認められない事。
頑張っても、結果が出ない事。自分に負けてしまい自暴自棄になったり、信頼を失ったり。
大きな失敗で、エリートへの道を外してしまう。不本意な評価で、左遷。資格降格・・。
こんな話を、これまで、どれだけ聞いただろうか。
責任感があり、家庭を持って守っている男性は、大変だ。
どんな状況であれ、投げ出すことはできない。
そこで頑張らねばならないと思っている。
弱音を吐くこともできず、目の前の事を受け入れていかねばならない。
感情を頭で処理して、言葉で自分を奮い立たせて、平常心を保っている。
投げ出してしまう人もいる中で、私の前には、そうやって、頑張って
生きている人が多く来られる。
あるリーダーの個人セッションを終えて、車のハンドルを握り自宅へ戻る途中。
涙が止まらなかった。きっとこれは、彼の心の痛み、悲しみを、自分が感じて
しまったからだろう。
起きたことは仕方がないから、やるしかない!現実はここが結論。
そう、グダグダ言ってもどうしようもない。
でも、心はすぐには、そこに辿り着かないことがある。人間だから・・。
「なんでやね~~~~~~~~~ん!!!」
大声で言えたら楽だろう。
友達だったら、「どっかで叫ぼーか!ちょっとはすっきりするかも。」
なんていうかな。
自分の人生でも、そんなことがいっぱいあった。今は、その数々の出来事に、感謝できたり、
笑い話のネタにできたりしている。だから、彼らの気持ちは、ちょっとは分かる。
一緒に、文句言って、泣いてくれる人が欲しい時がある。これは、弱いことなのだろうか?
私は、そうは思わない。強くならなくてはならないから、泣くのであると。
個人セッションで涙をする男性を沢山見てきた。その後、強くなっておられる。
正直な自分の心を受け止める強さが、外に向かう強さを育むことを知っているから。
強がる人より、強い。
心折れた時には、自分の人生の物語をどうこれから作っていくのか、
そのゴールを見据える事。そのゴールに向かってどう生きるのか、どんな物語を
作っていくのかは、自分次第なのだと・・・。
そして、もっと大きな目線で見たら、人生も、ゲーム。
周りがどう見ようと、何が良かったかなど、最後までわからないのだと。伝えたい。
目の前の壁、乗り越える道は必ずある。進んでください。
親愛なる皆様へ