自分の心がよく見える旅
- 2017年08月07日
- 旅, 日記
10日間のモンゴルの旅を振り返る。
空港に着いたらガイドが来ない。ゴビ砂漠へと向かうランドクルーザーが、途中で故障し動かなくなるトラブル(笑)
急遽ドライバーの方が手配してくださったのが、ロシア製のクーラーなし、窓開かない恐ろしい旧型の車・・・・。
その揺れたるもの、一瞬でも眠ったらむち打ち間違いなし。という恐ろしい揺れ。
しかし、文句言っても何も変わらない(^^)この国で起こることは、受け入れ楽しめと
ゲルに初めて泊まったけれど、ここには生活の知恵が詰まっている。
ツーリストキャンプということもあり、思ったより快適。そして、平原、砂漠の気候の変化は激しく、砂丘に登った途端
砂の嵐に見舞われ、砂にどんどん自分の体が埋まっていき、死ぬかと思った。
自然の恐ろしさを体験。その後、雨が降ったり、雷が鳴る響く。しかしその稲妻は、見事で美しい。
地平線から昇る朝日と沈む夕日。 大地に立っている自分を感じる。
瞬時に変わり続ける自然の織り成す芸術に毎日感動の日々でした。
遊牧民の暮らしを知ると、動物とともに暮らし、動物たちとのつながりは、家族のようです。
そして動物たちも綺麗で、可愛い!!!
話ができるんじゃないかと思うくらい語り掛けてくる。言葉は交わさなかったが、つながった気がした。
彼らはこちらの心がわかるようです。
子供たちも、純粋で、上手に馬に乗る。モンゴルの遊牧民たちは、まず子供のころに馬に乗ることから学ぶようです。
負けずと乗馬、そしてラクダにも乗ってみた。
不思議と、この地の馬もラクダも、人なれしているのではなく、人と通じやすい感じがした。
短い時間でいとおしさを感じてしまうのは、私だけではなかったようだ。
野生で育っている彼らは、あらゆる意味で綺麗だった。
モンゴルの大自然を満喫し、生きとし生けるもとのつながりと、生きる強さと学ばせていただいた今回の旅。
素晴らしい芸術は沢山あるけれど、私は、大自然が織りなす景色は、その時しか見ることのできない、最高の芸術。
恐竜の化石も手に取れるくらい古代のものがそのまま残っている土地。タイムトリップするようなことがよくあった。
モンゴルの歴史を知ると切なくなる。島国である日本では、体験することのない歴史がそこにあった。
少しでも、日本が力になっていることが少しうれしかった。 国を出ると、皮肉なもので、自国のことを思うようになる。
国を出て、自分の国の誇りを感じたいと思うようになる。
そして、自分の知らない世界がどれだけ多くあるのかを思い知るから、謙虚になれる。
こうして旅をさせていただける環境と支えてくれている方々に、深く感謝の気持ちを持ちながら、
帰りの船に乗りました。飛行機が遅延し、最終のバスに乗れるかどうか最後までいろいろありましたが、