歴史から学ぶ 決断力
- 2020年04月21日
- 仕事
私は、戦国武将の物語が好き。戦国武将に限らず、三国志なども、
戦いが好きなのではなく、戦いを通じて、それぞれの個性と実力を持った
リーダー達が下す決断から、人間を学ぶことができるからです。
そして、そのわきで支えている軍司の物語も興味深々です。
しかし、どの時代も、共通していることは、無謀、無計画は、敗れるという事。
事を成す武将は、勢いや、気合で行けるもの、いけないものを見抜き、人の心理や、
大きな流れ、そういったものを感じ取る鋭い直感がある。
そして、時の運を味方にできる武将は、己の力を良く知っていて、
大きな流れを読み解く力がある。
窮地に立たされると人の本性が出る。奇麗ごとを言っていられなくなるから。
その前に、その人の本質を見抜く力も持ち合わせている。
向っていくだけが強さではない。時には、撤退も決断しなくてはならない。
思うのは、捨て身で、前に進んでいくのも勇気と強さがいるが、もっと勇気のいることは
己の力足らずを認め、撤退を決める事。
自分を守るために逃げて帰ることではなく、もっと先の
真の勝利を見越して、撤退を決める決断なのではないかと思ったことがある。
人のタイプにもよりますが、先の見えない今・・・今、何を選択するのかですね。
山登りでも、そんなことを体験しました。嵐の中、行くのか引き返すのか。
その決断に迫られ、行くことを選択したこと。
また、屋久島で恐ろしい豪雨にあったことがありました。もう少しで目的地まで
行けると頃まで来ていたので何とか行きたい。という思いで、進もうとしました。
その時、ベテランの人が、撤収。戻れなくなる!
と一言。え~~~もうちょっとやん。と思ったのですが、
反対もできず、山を下りたところ、途中の川が氾濫、橋を渡れるぎりぎりのところ
でした。
数分遅かったら、山の中に取り残されていました。
そんな体験を思い出します。2つの道を行くことができませんので、
違う決断をしていたら、どうなっていたのか、、。ということはわかりませんが、
何を軸に選択したのかが、その人間の経験と生き方が出ることは確かでした。
小さいながら、自分が主となって動くことが多い人生において、
答えのない難問に取り組んでいます。
決断力。その人は、何をもって決めているのか。それが、自分も勿論のこと、今、
色々な方の決断と行動を見させていただく機会が多くあります。
体験から学び、成長していきたいと思います。