OFFCIAL BLOG
Adventure of my life

歴史から学ぶ 決断力

私は、戦国武将の物語が好き。戦国武将に限らず、三国志なども、
戦いが好きなのではなく、戦いを通じて、それぞれの個性と実力を持った
リーダー達が下す決断から、人間を学ぶことができるからです。
そして、そのわきで支えている軍司の物語も興味深々です。

しかし、どの時代も、共通していることは、無謀、無計画は、敗れるという事。
事を成す武将は、勢いや、気合で行けるもの、いけないものを見抜き、人の心理や、
大きな流れ、そういったものを感じ取る鋭い直感がある。
そして、時の運を味方にできる武将は、己の力を良く知っていて、
大きな流れを読み解く力がある。
窮地に立たされると人の本性が出る。奇麗ごとを言っていられなくなるから。
その前に、その人の本質を見抜く力も持ち合わせている。

向っていくだけが強さではない。時には、撤退も決断しなくてはならない。
思うのは、捨て身で、前に進んでいくのも勇気と強さがいるが、もっと勇気のいることは
己の力足らずを認め、撤退を決める事。
自分を守るために逃げて帰ることではなく、もっと先の
真の勝利を見越して、撤退を決める決断なのではないかと思ったことがある。
人のタイプにもよりますが、先の見えない今・・・今、何を選択するのかですね。

山登りでも、そんなことを体験しました。嵐の中、行くのか引き返すのか。
その決断に迫られ、行くことを選択したこと。
また、屋久島で恐ろしい豪雨にあったことがありました。もう少しで目的地まで
行けると頃まで来ていたので何とか行きたい。という思いで、進もうとしました。
その時、ベテランの人が、撤収。戻れなくなる!
と一言。え~~~もうちょっとやん。と思ったのですが、
反対もできず、山を下りたところ、途中の川が氾濫、橋を渡れるぎりぎりのところ
でした。
数分遅かったら、山の中に取り残されていました。
そんな体験を思い出します。2つの道を行くことができませんので、
違う決断をしていたら、どうなっていたのか、、。ということはわかりませんが、
何を軸に選択したのかが、その人間の経験と生き方が出ることは確かでした。

小さいながら、自分が主となって動くことが多い人生において、
答えのない難問に取り組んでいます。

決断力。その人は、何をもって決めているのか。それが、自分も勿論のこと、今、
色々な方の決断と行動を見させていただく機会が多くあります。
体験から学び、成長していきたいと思います。